エマが何者かに連れ去られてしまいます。
その場所は子供たちが狩られる遊び場
そして秘密の扉
物語は新たな局面を迎えます。
Contents
『約束のネバーランド(8巻)』<あらすじ>
鬼の急所が目だと気づいたレイ。
目を攻撃すると再生せず、鬼を殺せることがわかり、どうにか鬼の大群から逃げきるエマたち。
ゴールディ・ポンドも目前に迫る頃、エマはオジサンと肚を割って話します。
そして「私がオジサンを助けてあげる。オジサンも行こう。一緒に人間の世界へ」と。
それに対しオジサンは「今すぐ引き返せ。ゴールディ・ポンドには入るな」と返すのでした。
と、その時エマは何者かに捕獲され、連れ去られてしまいます。
エマが目を覚ました場所、それはいかにも人間が住んでいそうな村。
看板には①音楽②怪物③生き残れ、と書かれています。
ゴールディ・ポンドとは、人狩りの庭。
人食い鬼の狩猟本能を満たすための秘密の猟場だったです。
鬼に狩られそうになる子供を助けるエマ。
そしてエマは猟場の子供たちをまとめるメンバーとそのリーダー、オリバーに会います。
グランド=ヴァレー農園から生きたまま出荷されたその子供たちは、“密猟者”を殺し、猟場を終わらせようとしています。
一人の大人、ルーカスの指導のもと。
そのルーカスとは、死んだと思われていたかつてのオジサンの仲間だったのです。
そしてルーカスは、ミネルヴァさんの真意が隠された扉へエマを案内するのでした・・。
『約束のネバーランド(8巻)』<感想>
『約束のネバーランド(8巻)』ゴールディ・ポンドは秘密の狩場
どうにか鬼から逃げきったエマは、オジサンと肚を割って話します。
「私がオジサンを助けてあげる」と。
そして「この現実の地獄は変えられない。お前に何ができるんだ?」と問うオジサンに対し「共に生きられる。オジサンも行こう。一緒に人間の世界へ。仲間が見たかった世界を見よう!」と語りかけるのでした。
自分を見殺しにしようとしている男にこんなことが言えるのは、真っ直ぐで純粋な心をもつエマしかいないでしょう。
心を打たれた様子のオジサンは「今すぐ引き返せ。ゴールディ・ポンドには入るな」と一言。
と、その時エマは何者かに捕獲され、連れ去られてしまうのでした。
ここからまた新たな展開。
ゴールディ・ポンド編の始まりです。
ゴールディ・ポンドとは、パイヨン卿という貴族の私設の庭で、人食いの狩猟本能を満たすための秘密の猟場だったのです。
釣り堀などで養殖の魚を放し、釣りをするような感覚なのでしょうか。
そう考えると、ダメなことはわかっていながら、この猟場の存在を論理的に否定するのはなかなか難しいです。
人間に知能があるから?それでは知能のない人間なら良いのか・・?
おそらくこうやって考えされるのも、作者の目的の一つなのでしょう。
しかしミネルヴァさん、なんてところに案内してくれたんだ・・。
猟場では音楽がなったら狩りが始まり、次の音楽がなるまで狩りは終わらず、子供たちは逃げ切らないといけないというもの。
なんとも悪趣味です。
『約束のネバーランド(8巻)』扉の先の世界で待っているもの
エマはこの猟場に反旗を翻すメンバーたちと、そのリーダー、オリバーに出会います。
オリバー達の目的、それは自分たちの手でこの猟場を終わらせること。
そのために密猟者を一匹残らず殺すことです。
遊びで狩られる毎日の中、そう考えるようになるのは自然でしょう。
しかし鬼たちも狩りを楽しむために子供たちへ武器を与える余裕があります。
もちろん反撃に来ることも想定内でしょう。
そしてこのクーデターを指導している人物、ルーカスにも会います。
そしてなんとルーカスはオジサンのかつての仲間でした。
オジサンの仲間、生きていたのです。
そしてルーカスもまた、オジサンが生きていることを知り、涙を流すのでした。
早くルーカスとオジサンを再会させてあげたいです・・。
そしてルーカスは、ミネルヴァさん真意が隠された場所、鍵のかかった扉にエマを案内します。
その扉の鍵はエマの持つペンだったのです。
一方、A08-63地点に到着するレイとオジサン。
二人も地中にある猟場への侵入を試みます。
この二人は密猟者を倒すうえでかなりの戦力になることでしょう。
猟場の鬼たちを倒し、子供たちを救うことはできるのでしょうか?
そして扉の先には何が待っているのでしょうか・・?
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*本文中の画像は「約束のネバーランド」とは無関係です。
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